Posted by 広告営業第六部 アカウントマネージャー 荒木 温

AdWords は、オンラインに特化したビジネスだけでなく、実店舗を展開するビジネスの集客にも効果的にご活用いただいています。

美容外科、審美歯科を全国 6 箇所で展開しているアイルクリニック様は、 PC 、モバイルにて、検索連動型、コンテンツターゲットプレースメントターゲットリマーケティングClick-to-Call 通話オプションなど AdWords のほぼ全ての機能をうまく活用して、来院予約数を増やしています。

クリニックに来院される顧客層は、美容にこだわりのある方やひどい虫歯でお悩みの方などがいらっしゃいますが、治療や施術のためには必ず数度通院していただかなければなりません。そこでアイルクリニック様が活用したのが、住所指定オプションです。


住所指定オプションとは
住所指定オプションとは、テキスト広告の下部に、お店やサービスが実際に提供されている場所の住所情報を表示できる機能です。登録方法は 2 つあり、 Google プレイスのアカウントと AdWords アカウントを連携させる方法と、 AdWords アカウントのキャンペーン設定タブから個別に住所を登録する方法があります。(詳しくは概要追加、編集方法をご参照ください)

住所指定オプションを設定すると、ユーザーが入力した検索クエリやユーザーの利用している IP アドレスなどの位置情報に応じて、テキスト広告の下部に住所を表示することができます。もし、広告がプレミアムポジションに表示された場合には、広告の下にプラスボックスが表示され、プラスボックスをクリックすると Googleマップ や案内検索が表示されます。

<住所指定オプションの表示例>
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<住所指定オプションの表示例 地図表示後>
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同社のように、実店舗に足を運んでいただく必要があるビジネスの場合には、「行きやすさ、通いやすさ」も顧客の判断材料のひとつになるため、このように住所や地図が表示されることでユーザーの利便性を大きく向上させることができます。


住所指定オプションの表示がある場合は広告のクリック率が高い
同社では、社名のキャンペーンと社名を含まない主要ワードのキャンペーンの両方で住所指定オプションの設定を行いました。導入後 2 週間で、双方のキャンペーンにて、住所指定オプションの表示がある場合、表示がない場合と比べて約 50 % クリック率が高いという結果が得られました。社名のキャンペーンと社名を含まないキャンペーンでは、平均掲載順位は大きく異なりますが、そのどちらでも、住所指定オプションの表示がある方がクリック率が同じくらい高いという結果でした。

アイルクリニック総院長の大庭氏は次のようにコメントされています。

「当社は 2010 年 10 月現在、全国で 6 店舗という形で展開しているため、より効果のある地の利を生かしたプロモーションを考えていた際に AdWords の住所指定オプションを利用するようになりました。設定自体は仕様さえ分かれば簡単ですし、結果的にクリック率の上昇が見られました。また特定のキーワードでの検索結果画面の独占率を上げるという面でも非常に有効な機能ということで重宝しています。」


ユーザー層別入札機能でディスプレイネットワークでも効果的に顧客層へアプローチ
また、同社では、効果的に顧客層へアプローチするために、ディスプレイネットワークでユーザー層別入札を実施しました。ユーザー層別入札とは、特定の年齢や性別のユーザーを対象に広告を表示することができる機能です。詳しくは概要をご参照ください。

同社ではユーザー層別入札の導入後、アカウント全体に比べてコンバージョン率が約 40 % 高く、獲得単価 ( CPA ) を約 35 % 抑えることに成功しました。顧客層をターゲティングして広告を表示させることで費用を抑えながら集客することが可能になりました。

「 AdWords はさまざまな機能がありますが、私どもは自社に合っている機能であると判断した場合、テスト的に導入させて頂き、必ず一定量のデータ取得のあと、効果測定を行う流れに取り組んでいます。中でも地域に特化している機能 ( Google プレイスや住所指定オプション) は効果が高く、実店舗への誘導へ高い効果を発揮していると感じます。また、最近はリマーケティングやユーザー属性入札によって広告の配信対象ユーザーをセグメントして配信できるシステムに取り組んでおり、より高い成果を実感しております。今後はスマートフォンへ力を注いでいきたいと思っています。」

アイルクリニック総院長 大庭英信氏