2008年12月04日
Posted by 鈴木雅之 プロダクトスペシャリスト


Google が毎日受け取る検索クエリの中で、過去 90 日間に検索実績のないものであったり、あるいは過去に全く検索されたことのないキーワードが約 20% あります。このように、日々さまざまな言葉で検索がされているため、自身のキャンペーンに関連するキーワードすべてを完全一致だけを使って設定するのは非常に困難です。

部分一致は予測が難しいものの、関連性のある検索クエリでの表示機会を増やすために最適なオプションです。部分一致キーワードは、設定キーワードを含む言葉で検索された際はもちろん、自身では設定していない類義語や関連性が高いと思われる語句で検索された際にも広告が表示されます。

検索キャンペーンを成功させる上で、関連性の高い様々な検索クエリに対して広告を表示させることは、重要な要素の 1 つです。実際に、世界中の Google AdWords 広告主の全クリックやコンバージョンのうち、約 3 分の 1 が部分一致から発生しています。

部分一致をより効果的に活用するには、まず検索クエリレポートで拡張キーワードのパフォーマンスをご覧の上、次の 2 点をお試しください。

* 拡張によって表示され、成果が著しい検索クエリがあった場合、それらのクエリを部分一致キーワードとして新たに該当広告グループへ、適切な入札金額でのご登録

* ご自身のキャンペーンコンセプトと合わない検索クエリがあった場合、それらを除外キーワードとして該当のキャンペーン、もしくは広告グループへのご登録

検索クエリレポートは最近表示方法の見直しを行ったので、これまでと比較して「 X 個のその他の固有のクエリ」に分類される検索クエリが減り、より多くの検索クエリをレポート内で確認できるようになりました。

また、部分一致を利用する際はあわせて Conversion Optimizer* の利用もぜひご検討ください。Conversion Optimizer ではコンバージョンに至る可能性の高い部分一致のキーワードを検出し、それらのキーワードの入札金額を自動的に調整します。
* Conversion Optimizer はコンバージョントラッキングを使用しており、過去 30 日間に 50 コンバージョン以上あるキャンペーンでご利用いただけます。

このように、 Google では毎日多数のトラフィックが発生しているので、自身の製品、サービスと関連性の高い語句をすべて洗い出すのは非常に大変な作業です。前述の通り、全クリック、コンバージョンのうち約 3 割が部分一致キーワードから発生しているため、、これまであまり部分一致を使われてこなかったお客様もぜひ今一度利用をご検討ください。

部分一致についての詳しい内容についてはこちらのヘルプページもご参照ください。
今後とも Google AdWords をよろしくお願いいたします。