Posted by トラン ジュンイチ - 教育業界担当 インダストリー アナリスト

Google は本日、 2013 年の教育業界関連の検索キーワード動向から読み解く 2014 年の教育業界のトレンドを発表しました。

教育関連の検索は、過去 1 年で 31% 増加しており、特にオンライン教育に関する検索は過去 1 年で 22% 増加しています。モバイル端末の普及でオンラインで学べる環境が整ったことも一要因のようです。また、世界的にも大規模公開オンライン授業を提供する教育機関が増えているため、今後もこの傾向は続くことが予想されます。

<教育関連キーワードの検索推移>



<オンライン教育関連キーワードの検索推移>



習い事の検索推移をみると、2012 年末から、子供向けの英会話レッスンが増加しました。英会話は従来より人気がありますが、 2013 年の前年比の伸び率が 59% アップとなり、 2014 年以降も小学校における英語の必修化に伴い高い人気を維持しそうです。

<英会話関連キーワードの検索推移>



受験シーズンも本格化するなか、センター試験の検索動向を見ると 9 月から緩やかに盛り上がり、試験が実施される 1 月にピークを迎えます。

センター試験と掛け合わされる検索キーワードは、平均点、速報など、受験生の気持ちを反映しています。

<受験関連キーワードの検索の動向>



受験準備のための長期休暇中の講習は、実施開始の約 2 ヶ月前から盛り上がるので、教育関連企業は、需要期を検索が盛り上がる時期と合わせて、広告を出稿するなど、季節による検索動向を活かすことができます。検索ボリューム動向の分析には、 Google の無料オンライン ツール、  Google トレンド(http://www.google.co.jp/trends/)もぜひご活用下さい。

*本レポートは、2013 年 1 月 1 日〜 11 月 15 日までの Google の検索エンジンにおける検索ボリュームをもとに作成したものです。